選定ガイド
マイクロプリズム反射シート:構造・グレード・用途
マイクロプリズム反射シートのキューブコーナー構造とガラスビーズ方式の違い、対応するASTM Type、交通標識用グレードの選定方法を解説します。
マイクロプリズム反射シートとは?
マイクロプリズム反射シートは、成形されたキューブコーナープリズムで光を光源方向へ返し、従来のエンジニアグレードフィルムに使われていたガラスビーズ光学構造に代わるものです。より遠距離かつ広い角度で高い明るさを得られるため、現代の交通標識用フィルムの多くはプリズム方式を採用しています。
構造は仕組みを、Typeは性能水準を示す
| 観点 | 示す内容 | 例 |
|---|---|---|
| 構造 | 光をどのように光源方向へ返すか | ガラスビーズ(封入レンズ)とマイクロプリズム(キューブコーナー) |
| 性能クラス | 試験でどの程度の性能を示すか | ASTM Type III、IV、VIII、IX、XI |
両者を同一視してはいけません。プリズムフィルムは、測定された測光性能に応じて複数のTypeに分類されます。最終的な分類は、必ずSKUごとの試験報告書に基づきます。
マイクロプリズムフィルムの用途
- 常設の規制標識、警戒標識、案内標識(マイクロプリズム交通標識用製品群)。
- 広い入射角が求められる遠距離視認用標識や頭上標識(長距離用製品群)。
- 昼間の視認性を高める蛍光色仕様(蛍光反射製品群)。
購入時の実務上の注意点
プリズム面は柔軟なフィルムより硬く、プリズム軸の方向性があります。複数パネルで構成する標識では、この方向が外観の均一性に影響します。スクリーン印刷は一般的ですが、UVデジタル印刷への適合性は表面構造によって異なります。どちらもTDSで確認してください。
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